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久留須川
【くるすがわ】


南海部(みなみあまべ)郡直川(なおかわ)村を南西から北東へ貫流する番匠(ばんじよう)川支流。1級河川。中の嶺(なかのみね)(549m)に源を発し,北東流して仁田原(にたわら)を経て,柚ノ原(ゆのはる)の北側で横川を合わせる。さらに上直見・下直見を通り,本匠(ほんじよう)村の三股に入り,長野で番匠川に注ぐ。国鉄日豊本線がほぼこの上・中流に沿って走る。流長22.5km・流域面積42.4km(^2)。頭首工79か所,208.5haを灌漑。流域にはキリシタン遺跡が点在し,久留須川のクルスはキリシタンのクルス(十字架)に起因すると伝えられている(直川村勢要覧)。横川については,「豊後国志」には「横川佐伯荘竹之脇村西に出づ。月形・黒岩・宮之下を過ぎ,曲折して水口・岩井原を経て,因尾川を合す。東行井崎に至り,釈魔川を合し,番匠川と為る」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7230343