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地無垢島
【じむくじま】


臼杵・津久見の両湾を分かつ楠屋鼻(くすやばな)の半島の北東約6kmにある島。津久見(つくみ)市下浦地区大字長目(ながめ)に属す。秩父古生層にはさまれる礫岩から成る大起伏丘陵地で,最高点は111m,南東海岸には海食崖が発達し,70mに達する所がある。集落は北東岸にある。面積0.42km(^2)。昭和50年の世帯数35・人口142。保戸島出身者が多い。一本釣りおよび採貝・採藻を中心とした沿岸漁業を営む。津久見港へ1日1便がある。50分を要する。9.5tの市営船で,欠航率17%に達する。水不足が難点。飲料水は沖無垢島からの導水と,津久見からの給水船による3共同井戸のうち,1つが飲料水,2つが生活用水。定期船の新造と海水の淡水化が期待されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7230861