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社家川
【しゃけがわ】


直入(なおいり)郡直入町西部を南北に流れる川。直入町の中峠の南に源を発して東南に流れ,社家で仲村川を合わせ,下迫の南で河内川とともに長湯ダムに注ぐ。流長5.58km・流域面積7.7km(^2)。頭首工1・灌漑面積11ha。社家の北に神社があるが,「豊後国志」によると,「直入物部神祠,朽網郷社家村鶴田にあり,日本紀に称す。景行天皇祷る所の三神の一,直入弦田物部神。今鶴田に作る,籾山八幡と称す。……此祠旧大祠。その廟の祝(ほうり)の居る所。今廃し,村となる。なお社家村と称す」とある。下柏・社家などに水田があるが,ほとんど500m以上の高冷地にある。社家の北,久保から本峠を越えて庄内町十合野(とごうの)へ行く通路が,拡張・舗装され,自動車道として活用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7230996