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白滝川
【しらたきがわ】


大分郡湯布院(ゆふいん)町の北部から由布院盆地の中央に流れる川。福万(ふくま)山と・日向山の間に発し,若杉の北の湿原に若杉ダムを抱き,並柳(なみやなぎ)の北に岩壁を刻み,由布院盆地の乙丸・東石松の北で湯の坪川と合流し,大分川の上流をなしている。流長5.12km・流域面積14.3km(^2),上流には火山灰・火山礫が多く,洪水時は土砂が下流を被い,人家に多大な害を与えたので,上述の若杉の砂防ダムが造られ,害を最少限にとどめている。盆地の北壁に近い並柳にキリシタン墓石群があり,豊後キリシタンの中心であったことが偲ばれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231087