住吉川
【すみよしがわ】

毘沙門(びしやもん)川ともいう。大分市の北西部，大分市街の西部をほぼ北流し，住吉泊地で別府湾に入る川。水源は高崎山（標高628.4m）の南東５kmの大分市大字金谷迫(かなやさこ)で，第三紀の大分層群を開析し，細長い谷底平野を形成する。流長6.65km・流域面積7.6km(^2)。２級河川。「豊後国志附図」には大分川の河口は西に傾き，府内城（大分市城跡公園）北裏で住吉川と合流し，別府湾に注いでいる。慶長13年河口に京泊(きようどまり)という入江を築く。江戸期には京泊から参勤交代の御座船が出た。京泊の下手には船番所があった。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7231247