100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

朝海川
【ちょうかいがわ】


大分郡野津原(のつはる)町の南部から北流する川。朝海山の北麓,朝海集落付近の窪地で北流し,山峰川を郡界橋(旧大野・大分郡境)の下流で合わせ,岡倉・妙見橋付近で七瀬川に注ぐ。朝海の名は朝海山・朝海の集落名に由来する。この川の流域は,かつて大野郡に属したが,朝海・山峰は旧大野町沢田で,第2次大戦後,野津原町に分離合併したものである。野津原町矢原から大野町木浦内へ通ずる道路は,朝海川の下流から上流への深い谷であったため,朝海川と山峰川谷を分かつ尾根につくられ,大峠(標高約600m)を経て大野町へと通じている。この下流の付近には妙見社が祀られており,また,川の近くに鉱泉が湧き,大分市近郊の塚野冷泉と同じく飲用され,胃病に効能があるという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231741