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鶴見地獄
【つるみじごく】


別府市のほぼ中央部にある沸騰泉名。昭和54年11月に羅漢地獄と名称変更。碧藍色の熱湯を1日1,240kℓ噴出する。泉温85℃。炭酸系単純泉。朝見川断層線に沿う強力な噴気・沸騰泉地帯(別府市誌)に当たり,観海寺温泉より北に位置し,地表から約110mまで凝灰角礫岩からなる。孔内温度は相当高く,孔底(約200m)で約130℃である。地獄の周囲に鶴見観音・五百羅漢を配し,真言宗系の新寺として,鶴見山霊泉寺を建立開山した(昭和54年11月4日)。西約1kmのところに堀田(ほりた)温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231888