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東島
【とうしま】


佐伯(さいき)湾内の島。大入(おおにゆう)島の南東岸近くにあり,その属島。佐伯市大字荒網代(あらじろ)浦。面積608m(^2)。豊後水道県立自然公園・佐伯市海上公園のうち。島全体が緑におおわれ,南にある権現神社は,陸地から島の北東端と大入島の間に造られた防波堤上を歩いて参詣できる。島と防波堤に囲まれた水面は船だまりとなっている。「大乗妙典塔 魚鱗供養 文政二年己卯四月建之 庄屋丸山与兵衛」の塔がある。道路を背にした山(84m)に,自然の地形を利用した東島の円墳がある。1.6mほどの箱式組合せ石棺があり,佐伯市文化財の指定を受けている。250m北にあるモトガ鼻は荒網代浦と塩内(しうち)浦との境をなす。また,東方1kmに片白(かたじろ)島がある。これらの鼻や島は砂岩よりなり,水深およそ30mの好漁場で釣場にも適している。ホゴ・メバル・ギザメがとれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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