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春木川
【はるきがわ】


黒川ともいう(豊後国志)。別府市中央部の石垣原(いしがきばる)扇状地の中央部やや北を東流する川。水源は鍋山(なべやま)と大平山(おおひらやま)の間の内山(うちやま)渓谷で,東流し,鶴見(つるみ)・新別府(しんべつぷ)・北石垣(きたいしがき)を経て,別府国際観光港の北側で別府湾に入る。延長6,270m・流域面積8.6km(^2)。2級河川。中流から下流は,九州横断道路の開通(昭和39年10月)にともない,現在急速に水田地域から住宅地域(温泉付分譲地を含む)と観光・宿泊施設地域へと変貌しつつある。支流に今井川があり,実相寺山(じつそうじやま)西北の大畑(おばたけ)付近で合流する。「豊後国志」には,「二源,朝見郷に並び発す,一は北中(きたじゆう)村に発し,一は原中(はるじゆう)村に発す。北中を夾み,南鉄輪に至りて合す。北石垣を過ぎて海に入る」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7232778