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彦島
【ひこしま】


佐伯(さいき)湾の無人島。大入(おおにゆう)島の北部と佐伯市西上浦地区大字狩生(かりう)の間に位置する。豊後水道県立自然公園・佐伯市海上公園のうち。西上浦地区大字護江(もりえ)。島名は八幡地区の名山彦岳にちなむ。南北1km,東西は最も広いところで300m。面積4万7,136m(^2)。東部は採石土工事が進行中。岩質は頁岩・砂岩。中世層地帯。西側西南部は外材貯木場。対岸の風無(かざなし)へは130mで渡船があるが釣をする程度で漁場には不適。水深は西部12m・東部23m。津久見から運航するセメント原石船(150t級)は,大入島との最短距離125mの間を航行する。大きさのわりに利点がないため,山を崩して,外材荷揚基地・石油基地・セメント工場建設・競艇場などにしたらどうかとの話がある。昔から,なまけ者のたとえに土地の人はいう「崩(食)えることは崩(食)えるが何もできん,彦島のようじゃ」と。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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