三ツ子島
【みつこじま】

三児島とも書き，三連島ともいった。臼杵(うすき)湾北部にある小島。臼杵市の北東部。下ノ江(したのえ)の沖あい４kmにあり，とがった黒色の３島よりなる。北々西～南々東に並び，中央のものが最も高く28mあり，南の小島から南方へ約400m礁脈がのびている（内海水路誌）。最近では，島の周辺の海域に消波堤やイケスなどが設置されて，ハマチ・タイ・ブリなどの養殖が始められている。「臼杵小鑑拾遺」には「山水奇観する所，尤奇絶の境也。詩には三連嶋とも作れり」とある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7233520