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八戸高原
【やとこうげん】


津久見市青江地区字八戸にある高原。日豊本線津久見駅の南西約5km。高さ600~700m。胡麻柄(ごまがら)山657mから碁盤岳(こばんがたけ)に続く石灰岩台地一帯をいう。四周に断層崖をもつ。地域は臼杵(うすき)~八代線と津井~夏木山線の間の古生層である。その間の津久見石灰岩地塊に当たるところ。そのためカルスト地形・石塔原(カレンフェルト)・擂鉢(すりばち)穴(ドリーネ)・連合擂鉢穴(ウヴァーレ)・吸込穴(ポノーレ)・石灰洞などの溶食地形がある。阿蘇・九重・由布・鶴見など中九州諸火山の壮大な風景があり,この付近一帯は県立豊後水道自然公園の指定区を受けている。鉱業諸会社の鉱区となり石灰岩の採掘が進行。市は4年前から登山禁止をしており,県に対して県立自然公園の解除を要望中。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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