伊勢ケ浜
【いせがはま】

県北部，日向市東部の細島半島にある米の山（191.7m）と櫛の山（96.0m）の間に位置する小湾入およびその北方の沖積低地をいう。また，一般には砂浜の約500mを指す。日豊海岸国定公園に属する。一帯はイセエビ・ウニ・ハマグリの産が多かった。当浜は，尾鈴(おすず)山地が日向灘に沈水した細島半島の南西岸の小湾入の奥にあり，湾頭は砂浜海岸，湾口は岩石海岸である。地質的には尾鈴山酸性岩類で構成され，柱状節理が現れ，景観は多彩。海水浴場の適地でもあり，伊勢ケ浜のチョウセンハマグリは，日向碁石に加工されていたが現在は，生息数が減少した。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7234365