梅北川
【うめきたがわ】
古くは豊丸(とよまる)川とも称した。都城市中郷地区の鼻切峠付近を源とし,梅北町を貫流する1級河川。大淀川の1次支流で市内都島町が合流点である。名称のもととなった梅北町は標高160~170mの台地で,川はこれを浸食して北流する。流域には小規模ながら沖積地をつくり水田となっている。梅北の地名はその昔尋誉上人が中国から移植した梅の木に由来するという伝承がある。いまもこの地区には樹齢すら定かでない梅の古木があり,無根梅と呼ばれている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7234473 |