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高崎川
【たかざきがわ】


霧島山塊の東斜面を源流域とし,西諸県(にしもろかた)郡高原(たかはる)町のほぼ中央を東流し,北諸県郡高崎町に入り国道221号に並行しながら南東に流れ,同郡高城(たかじよう)町石山地区で本流に合流する1級河川。大淀川の1次支流。全長28.2km,流域面積217.3km(^2)。流域のほとんどが霧島山麓の台地性山地であるため,流域面積に占める平地率も46%で,本県河川中では高い方である。上流域には狭野杉とブッポウソウ繁殖地で知られる狭野神社がある。このあたりで川は台地を深くえぐって流れる。高崎南部では東霧島神社の近くを流れる。ここは霧島山塊から東に延びる長尾山(426.5m)の尾根の東端に当たり,古くから山岳信仰の祭場として有名であった。ちなみに「つま」は端の意。この川には丸谷(まるたに)川など7つの支流がある。この中の丸谷川は全長30.5kmで本流をしのぐ。都城盆地の北部を潤している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7235348