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網掛川
【あみかけがわ】


姶良(あいら)郡溝辺町にある烏帽子山地に源を発し,シラス台地に浅い谷を形成しながら南流,竜門(りゆうもん)の滝で急崖を下り,崎森川・宇曽木(うそぎ)川の支流を合わせながら加治木平野を流れ,加治木町で鹿児島湾奥部に注ぐ河川。延長23.5km・流域面積74km(^2)。河谷は古来北部大隅地方との交通路として重要で,河口港加治木は鹿児島と結ぶ水運の要地でもあった。鹿児島空港は流域の十三塚原(じゆうさんつかばる)にあり九州縦貫自動車道の一部開通とともに新交通体系の中心的位置を占めつつある。「地理纂考」には「往古漁人此河にて地蔵の像を網掛け引き上げし故にその名を得たり」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236458