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安楽川
【あんらくがわ】


日南山地(宮崎県都城市)に源を発し,曽於(そお)郡末吉町を経て志布志町安楽(あんらく)付近で志布志湾に注ぐ河川。安楽川水系の本流。延長約18km・流域面積136km(^2)。肝属(きもつき)川・菱田川に次ぐ大隅半島第三の河川である。志布志町高吉(たかよし)付近で支流の尾野見(おのみ)川と合流する。上流部は日南層群と呼ばれる古第三系の砂岩・頁岩の互層からなり,中・下流部はシラス台地を刻む深い河谷を形成し,このため谷底の沖積低地は発達せず,わずかに河口付近に見られるにすぎない。この河口から2kmほど東方に志布志町の市街地があり,その付近から約16kmにわたる志布志湾沿いの海岸砂丘が広がる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236503