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加計呂麻島
【かけろまじま】


大島郡瀬戸内町の一部をなす島。奄美大島本島と大島海峡を隔てて本島がある。本島の中心的集落は諸鈍。沈降地形のため海岸線は屈曲に富み,面積は77.15km(^2)にすぎないが,周囲は147.5kmにも及ぶ。その入江のひとつひとつに,諸鈍・押角・西阿室というような集落が,30余もある。地質は全島古生層,東部の諸鈍周辺は新村粘板岩層(東海岸の一部は名瀬粘板岩凝灰岩層),中部押角集落一帯は大棚砂岩層,そして西部は名音珪岩層からなっている。全島山がちで平地が少なく,短小な河川の下流にわずかに水田があるほかは,サトウキビやサツマイモの栽培,牛・豚の飼育を中心とする農業や沿岸漁業が主な産業である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236983