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小伊唐島
【こいからじま】


出水(いずみ)郡東(あずま)町に属し,伊唐島の東約550mの八代海に浮かぶ無人島。周囲約1,300m。最高地点の標高34.9mで島の北東部が高く西部に向かって緩やかに低くなっている。島の大部分は草地で樹木は少ない。昭和46,47年県の事業として草地改良を実施し牛の放牧場,採草地とした。牛は伊唐島の畜産農家50戸から約60頭が農繁期に放牧されたが,水がないこと,野ネズミが多いこと,畜産農家が減少したことなどにより中断されている。東町による観光地化の動きもあったが水がないことが決定的な悪条件である。冬の大潮のとき,春の節句など,貝・アワビ・タコなどをとるため付近の人々が行楽に行く程度に利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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