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諏訪之瀬島
【すわのせじま】


鹿児島郡十島(としま)村に属す島。吐噶喇(とから)列島のほぼ中央に位置する。面積22.32km(^2)。霧島火山帯に属し,十島村9か島中唯一の活火山御岳はいまなお噴煙中天を圧しその爆発音は雷鳴を思わせるほど壮絶である。文化10年大噴火によって無人島になったが,明治16年奄美大島から開拓入植,火山灰を利用してサツマイモ・野菜等を栽培,また御岳裾野には共同牧場がある。火山島のため温泉は多いが,医療施設や文化施設など皆無。ただ,ヤマハ(日本楽器)による水道設備や簡易飛行場があり双発小型機の不定期便がある。島民の生活手段は沿岸漁業・日雇い・紬織りなどである。元浦港に定期船第3十島丸が寄港する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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