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双子島
【ふたごじま】


薩摩郡里村の里港の北東海上5.5kmにある無人島で村有地。面積4万8,808m(^2)。双子島の東隣に沖ノ島があり,両島の小字が「沖ノ島」のため双子島を沖ノ島とも呼ぶ。藩政時代,銅を採掘し,大正年間まで採掘は続いた。採掘した銅鉱は里港(現在の南港区)へ運搬し,ここで粉砕して移出した。現在もその坑道跡が残っている。旧坑の中段坑に走っている石英脈中で黒色短柱状をしたブランネル石が発見されたが,この鉱物はウラン・トリウムを含む放射性鉱物で世界的にも産出のまれな鉱物といわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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