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与路島
【よろとう】


大島郡瀬戸内町に属する島。奄美大島の南西にあり,周囲18.4km・面積9.48km(^2)。大島本島・加計呂麻島・請島と同様,古生層山地が沈降してできた離島。山地が海岸まで迫り,耕地は集落のある所以外にはみられない。米作を主とした農業のほか沿岸漁業・肉牛の飼育も盛ん。島内にはハブ撲滅のための林道与路線が建設されている。歴史的にも古くから開けていたと思われ,250年ほど前の堤防工事の跡が残っているほか,与路小中学校も100年余の歴史をもつ。かつて隣の請島の西半分は与路島民の所有地で,その勢力のほどがうかがえる。請島との間のハンミャ島にはハブの生息はみられず,キャンプ・釣場として利用されている。1日1便の町営定期船(せとなみ)で,瀬戸内町の中心地古仁屋と結ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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