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相良川
【あいらがわ】


西表(いりおもて)島東部,竹富(たけとみ)町古見(こみ)を流れる河川。古見の方言ではアリラカーラという。河川延長3.95km・流域面積4.60km(^2)。河口付近はマングローブ帯となり,その面積はおよそ26haである。すぐ南を流れている後良(しいら)川と比べて小さい川でありながら,河口が狭いため非常に氾濫しやすく,鉄砲水がよく出ることで知られている。河川名の由来については定説がないが,アリラのアリには「荒れ」という意味があり,「ラ」は西表島の河川に普通に見られる語尾であることから,元来は荒れ川という意味であったとも考えられる。マングローブ帯の上流は古見の水田で,ウキンダ・スバル・ウラタバルなどの水田地名が残っている。コンクリート製の相良橋が昭和56年に竣工した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239571