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アドキ島
【あどきじま】


沖縄本島南部,知念村志喜屋漁港の南東方500mの沖合いに位置する無人島。方言ではアドチという。面積0.02km(^2)・周囲0.66km・最高標高12mの低い島。琉球石灰岩からなり,アダンの群落があり,中央部には畑の跡がある。咸豊3年(1853)にペリー提督来航の時,水測隊の2隻のボートが「阿と地(アドキ)」に上陸している(県史料前近代2)。第2次大戦前は山羊の放牧地となっていた。大潮の時には対岸から渡渉できる。アドキ島から西南方約800mのところにある玉城(たまぐすく)村に属するアージ島からアドキ島,タマタ島,コマカ島,久高島と,南西から北東へ一線上に堡礁の上に小島が点在する。これらの島や岩礁と知念半島海岸との間の水域は知念イノーと呼ばれ,モズクの網養殖が盛んである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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