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入砂島
【いりすなじま】


渡名喜島の北西方3kmに位置する無人島。出砂島ともいう。面積0.24km(^2)・周囲1.96km・最高標高32.0m。「南島風土記」によれば,慶長検地帳には「テソナ」と記されている。円形の白砂の島で,わずかに岩山が南縁に付着している。御嶽が4つと拝泉があり,3人の入砂根神が祭っている。第2次大戦前は畑があり,渡名喜村民の入札によって耕作され,また島の近海はよいカツオ漁場であった。沖縄戦後,米軍空爆演習地となって,旧形は破壊しつくされてしまった。演習のない日には島への上陸は可能だが,不発弾が多く危険である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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