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嘉弥真島
【かやまじま】


石垣島の西方11km,小浜島の北東約1.8kmの海上に位置する無人島。八重山諸島の1島。方言ではカイマという。嘉屋真島・加屋真島とも書く。竹富(たけとみ)町小浜に属す。面積0.39km(^2)・周囲2.41km・最高標高31m。古生層からなり,島の周囲にアダンが生えているほかはほとんどがカヤで覆われている。島の南側は砂浜で嘉弥真浦に続く。北側は岩石海岸で,岩穴はエラブウナギの生息地となっている。「小浜島誌」によれば,乾隆16年(1751)に小浜島から嘉弥真島に5戸が移り住んだという。彼らは再び小浜島に戻ったが,田圃跡・屋敷跡が現存する。また彼らは「さくひおがん」の氏子になっているという。いつの頃からか島には野生のウサギが住みつき,ウサギの島として知られる。現在は牧場として利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240277