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慶留間島
【げるまじま】


座間味島の南方海上約4kmにある島。慶良間(けらま)諸島の1島。外地(ふかじ)島などとともに座間味村字慶留間を構成。面積1.22km(^2)・周囲4.84km・最高標高157.4m。中生代の千枚岩を基盤岩とする沈水した山地の島。全体的に北側が高く,南に傾斜しており,わずかに集落の立地する南東部に浜堤が形成されている。北に隣り合う阿嘉島との間は海峡をなし,南の外地島とは砂州で結ばれる。リュウキュウマツ・リュウキュウチク・シャリンバイの群落が山を覆う。傾斜面の段々畑跡はススキ,海岸近くにクバ(ビロウ)が群生する。半農半漁の生活形態をとってきたが,過疎化が進み,かつて盛んであったカツオ漁も廃れ,現在は農業も自給的な野菜栽培が行われているのみである。阿嘉島の阿嘉港とは1日1便の渡船で結ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240537