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大正島
【たいしょうじま】


石垣島の北北東海上約130kmに位置する無人島。尖閣(せんかく)諸島の1島で,同諸島中の東端に位置し,東シナ海大陸棚の東端に当たる。方言ではクミアカシマという。赤尾嶼あるいは赤尾礁ともいう。陳侃の「使琉球録」では赤嶼,「中山伝信録」では赤尾嶼と見える。面積0.05km(^2)・周囲0.98km,東西方向約350mの楕円形で,最高標高は81m。地質は第三紀に噴出した安山岩・角礫凝灰岩・凝灰質砂岩からなり,島の周囲には隆起サンゴ礁が発達している。明治28年の政府閣議で正式に日本領土に編入され,行政的には大浜間切登野城(とのしろ)村に所属し,現在は石垣市登野城2394番地である。第2次大戦後は米軍の赤尾嶼射爆撃場となり現在に至る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240898