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唐船堀
【とうせんぼり】


那覇(なは)市西部,かつての那覇港の,迎恩亭わきにあった入江。方言ではトウシングムイといい,唐船塘とも書く。進貢船や中国からの来航船が停泊し,補修が行われたことから名づけられた(旧記)。一説では,倭兵の入国を恐れて,この地に塘をうがち,板橋を造って要地としたともいわれる(同前)。冊封使渡来の度に那覇港とともに浚渫された。しかし明治期に入って埋め立てられ,のち通堂(とんどう)町の一部となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7241103