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野甫島
【のほじま】


伊平屋(いへや)島の南西海上約500mに位置する島。伊平屋村に属し,1島1字を構成。面積1.10km(^2)・周囲4.82km・最高標高43m。琉球石灰岩からなる丘陵性の低平な小島で,ほぼ四角形をなす。集落は北東部の海岸沿いに立地し,集落の周囲や島の中央部には畑地が多くサトウキビ栽培が盛ん。昭和54年に伊平屋島南西端の米岬との間に野甫大橋が架橋された。大橋の架橋により,電気・水道・交通が伊平屋島と結ばれ離島苦が解消された。かつてこの島は水が少なく,天水や共同井戸などを利用したりしたが,絶対的に飲料水が不足していたため,島民の水の苦労は絶えなかった。また,架橋以前に島民の唯一の足であった舟が着いた港は,現在漁港として整備が進められている。なお,島にはハブは生息していない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7241409