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中後閑(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ後閑村,昭和30年安中町,同33年からは安中市の大字。明治24年の戸数236,人口は男633・女604,水車場4。農業の中心は養蚕であるが,明治12年碓氷社加盟組合の北九十九組,同22年後閑組が設立され,地内に,はじめ揚返工場のちに製糸工場がつくられた。昭和5年の北九十九組の釜数92,男工3・女工73で原料繭1万2,424貫・輸出糸1,086貫(安中市誌)。明治23年中後閑小学校は下後閑小学校を合併して後閑尋常小学校となる。大正11年後閑囲書館,昭和22年に後閑中学校開設。後閑郵便局・農協・公民館などがあり,後閑村の中心地であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7283799