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東上磯部(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ磯部村,昭和11年磯部町,同30年安中町,同33年からは安中市の大字。明治24年の戸数135,人口は男447・女444,学校1・水車場3。碓氷社創設とともに発足した碓氷社加盟組合元組には村の大半の138人が参加,大正12年には組合員数281,区域内繭生産額は1万4,500貫であった。明治22年地内に磯部村役場,大正11年磯部図書館が開設された。昭和20年には東京板橋区練馬の学童113人が磯部町国民学校,50人が松岸寺へ疎開。同22年磯部中学校開設。江戸期村の名主総代であり,明治期郡の書記,県会議員・国会議員を務め,碓氷社を創立した鐐太郎の萩原家には慶安年間から明治・大正期に至る大量の文書が所蔵されていた。昭和41年これは市重要文化財に指定され,萩原古文書館に保管されている。昭和43年一部が磯部1~4丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7284295