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長万部岳
【おしゃまんべだけ】


檜山地方今金町と渡島地方長万部町の境界にある山。標高972m。内浦湾と日本海の分水界をなす。山体は石灰岩を間に挟んだ古生層・接触変成岩・緑色凝灰岩層・花崗岩などからなる。東斜面を長万部川が流れ,長万部市街付近で内浦湾に注ぐ。長万部川上流にはラジウム泉の二股温泉があり,その石灰華ドームは昭和40年に道天然記念物に指定された。北斜面は,島牧村で日本海に注ぐ太平川,西斜面と南斜面は利別(としべつ)川の本支流が開析する。瀬棚町で日本海に注ぐ利別川の,支流ピリカベツ川上流には美利河温泉があり,道内最大の多目的ダム,美利河ダムが建設中。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600083