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狩場山
【かりばやま】


刈場山とも書いた。後志(しりべし)地方島牧村と檜山地方瀬棚町の境界にある火山。標高1,519.9m。狩場山地(狩場火山群)の主峰で,北海道南西半島部の最高峰。狩場茂津多道立自然公園に属する。新第三紀系の基盤の上に洪積世後期に噴出した裾野の広いアスピーテ式火山で,角閃石輝石安山岩からなる。北西麓は小田西川,南西麓は須築川,東麓は千走(ちわせ)川により開析され,深い峡谷をつくる。松浦武四郎の「戊午日誌」にはカリンバウシ岳とある。北麓にはポロ狩場川(ポロカリンパ,大桜)とポン狩場川(ポンカリンパ,小桜)が流れる。登山路は南側の真駒内川コース・馬場川コース,東側の千走川コースがあり,山頂まで約2時間。頂上付近の平坦地にはお花畑が広がる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600129