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チセヌプリ
【ちせぬぷり】


後志(しりべし)地方共和町と蘭越町の境界にある山。標高1,134.5m。ニセコ積丹小樽海岸国定公園のうちで,ニセコアンヌプリ火山群の西部に位置し,輝石安山岩からなる火口のない円頂丘。形成は東方のイワオヌプリ(1,118m)よりやや早く,ワイスホルン(1,045.8m)やニセコアンヌプリ(1,308.5m)と同時期。北側の標高700~800mには火山岩屑流により形成された高層湿原が分布し,日本では珍しいフサスギナの群落や高山性の湿性植物がみられる。一帯の沼めぐりコースは夏山の格好のハイキングコースで,南麓のニセコ湯本温泉郷はその根拠地。昭和42年にチセヌプリスキー場が開設された。山名はアイヌ語で「家形の山」の意。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600259