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忠別岳
【ちゅうべつだけ】


上川地方上川町と美瑛(びえい)町との境にある山。標高1,963m。大雪山国立公園に属し,大雪火山群の北側に位置する。大雪火山群の中では,化雲岳・高根ケ原などとともに最も早い時期の火山活動により形成された。この山と凡忠別(ぽんちゆうべつ)岳(1,802m)・化雲岳(1,954m)・小化雲岳(1,925m)が直径約4kmの凹地を取り囲む。この凹地を忠別の大火口といい,ここに水源をもつ忠別川は凝灰岩を切って天人峡を形成。北麓には高根ケ原・五色ケ原の溶岩台地が続き,構造土や高山植物の群落がみられる。南西方向には十勝火山群が連なる。天人峡から化雲岳を経てこの山に登る登山者も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600271