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湯内岳
【ゆうないだけ】


後志(しりべし)地方余市町と古平(ふるびら)町の境界にある山。標高645m。第三紀層および火山砕屑物からなる。北麓は開析が進み,山頂部は平坦なテーブル状をなす。山名は北麓に源を発する湯内川による。松浦武四郎の「西蝦夷日誌」にも「ユウナイ,西岸惣じて絶壁。土人の話に水源に温泉の気有,依て号るよし」とある。北麓の湯内川上流で,大正5年金・銀・銅・亜鉛を含む鉱脈が発見され,同7年住友合資会社によって採掘が始められ,途中一時中断したが,昭和38年まで稼動した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600452