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八幡岳
【はちまんだけ】


上北郡七戸町西方にある山。標高1,022m。八甲田カルデラの外輪山の1つとされ,天間林村との境界に位置する。東方を,合流して七戸川となる作田川と和田川が,西方を小坪川が開析する。山上には上川目神社が祀られ,明治初年の「国誌」に「この山に八幡宮を祭るなれは八幡岳と称し社を妙八幡宮と云ひしか明治六年四月今の神社の名に改む」とあり,祭神が山名の由来となった。また,「大曠野の西に孤踞し行旅皆目標とせり」とあることから方位を知る重要な物標とされていたことがわかる。古くから信仰の山として登山者が多く,例祭も営まれる。山頂からは展望が開け,八甲田山一帯・三本木原台地から小川原湖・野辺地湾が望まれる景勝地。ハイキングコースとしても知られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600587