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六ケ所台地
【ろっかしょだいち】


吹越山地南端から小川原湖北部にわたる台地。およそ上北郡東北町から六ケ所村にまたがる。南北約15km・東西約10km。第三系の鷹架層が基盤をなし,第四系の野辺地層が不整合にのり,その上が火山灰に覆われている。この洪積台地は地形面より5つに区分できる。1面は吹越山地南端標高90~120mの台地で,開析が進み起伏が大きく山林地が多い。2・3面は六ケ所台地に広く分布,標高60~90mで畑・放牧地に利用。雲雀平・豊原・千歳・弥栄平・六原などはこの地形面にあり,上弥栄一帯は,昭和35年から国家石油備蓄基地を建設中。4・5面は海岸寄りで,標高3~30mで砂丘に続く。これら台地の大部分が,第2次大戦後の北部上北機械開墾事業(国営)によって酪農地帯に変わったところであるが,今また,むつ小川原開発地域の中心地として,工業基地に変貌しようとしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600627