大峰山
【おおみねやま】
釜石市橋野町と遠野市上郷町地区の境界にある山。標高1,147.5m。北上山地の中部に位置し,西に六角牛(ろつこうし)山(1,294.3m),東に片羽山雌岳(1,291m)を仰ぐ。付近一帯は,各種の鉄鉱石をはじめ,石灰岩・粘板岩・花崗岩・閃緑岩など,鉱石類・岩石類の宝庫。かつては釜石鉱山として栄え,大峰と佐比内鉱床は南麓に当たる。最初に鉄鉱床が発見された蟹(がに)岳は当山の南東に位置し,アイヌ語で鉄の山といわれる。猫川の上流に佐比内鉄鉱山遺跡がある。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7600668 |