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大石岳
【おおいしだけ】


河辺(かわべ)郡河辺町と仙北(せんぼく)郡西木(にしき)村の境にある山。標高1,059m。ここを源として,東には檜木内(ひのきない)川支流大石沢,南に淀(よど)川上流の船岡川,西には岩見川の支流小又川・大又川が流出。大石岳一帯は,樹齢100年以上のブナ・ナラなどの広葉樹を中心にスギを混えた天然林,一部の人造林を含め,森林の宝庫となっている。昭和53年10月,北方の黒崎森付近を通る田沢スーパー林道が完成。河辺町神内(じんない)から田沢湖町玉川までの総延長57.1km・幅4.6mの林道で,途中に永久橋13か所,黒崎森に長さ275mのトンネルがある。同林道により,秋田市と田沢湖間の最短ルートが開けたことになり,森林開発のみならず,三内渓谷・田沢湖・十和田八幡平(はちまんたい)を結ぶ観光ルートとしても利用が期待されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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