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大野台
【おおのだい】


北秋田郡合川(あいかわ)町と森吉(もりよし)町の間に広がる台地。約3,000haに及ぶ洪積台地で,その西方を阿仁(あに)川が北西流し,並行して国鉄阿仁合線が通る。東方は米内沢(よないざわ)(森吉町の中心集落)を経て,鷹巣(たかのす)町に至る国道105号(旧阿仁街道)が通じる。台地は酸性土壌で,水利に不便であったが,昭和12年以来,大野台開拓の営農が計画的に進められ日栄(ひさか)・松栄(まつさか)・桃栄(ももさか)・梅栄(うめさか)などの開墾集落を発生させた。昭和40年開設の厚生施設愛生園をはじめ,同46年の救護施設ひばりが丘ホーム,同48年の精薄者通勤寮みさか寮,同53年の重度身障者授産施設が完成し,「大野台の里」として36haに及ぶ福祉団地を形成,野外活動の総合施設とレストハウス・ゴルフ場を持つ大野台ハイランド,県立営農大学校などの諸施設も建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600937