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成瀬川
【なるせがわ】


県南東部,雄勝(おがち)郡東成瀬村・平鹿(ひらか)郡増田町を流れる川。栗駒(くりこま)山(1,627m)に源を発し,赤川となり,北ノ俣(きたのまた)沢を合わせて成瀬川となる。断層谷に沿って北流し,東成瀬村手倉(てぐら)付近で曲流,合居(かつきよ)川を合わせて西流,地溝帯を流下し,狙半内(さるはんない)川を合わせ,田子内(たごない)を経て増田町吉野を通り,横手盆地に出て皆瀬(みなせ)川に合流する。流路延長47.4km・流域面積258.7km(^2)の1級河川。上流に滝・峡谷がみられ,川名は川の瀬が鳴る意味。河岸段丘面に檜山(ひやま)台・草ノ台・五里(ごり)台・椿(つばき)台などの集落がある。いずれも半農・半林業で,出稼ぎ者が多い。流域には田子内・成栄(せいえい)・肴沢(さかなざわ)・吉乃(よしの)などの鉱山がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601010