100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

房住山
【ぼうじゅうさん】


梵字宇山とも書く。出羽(でわ)山地の丘陵西部,山本郡琴丘(ことおか)町と二ツ井(ふたつい)町にまたがる山。標高409.2m。付近は,断層線が南北に走り,背斜軸も西側に南北に並んでいる。西半が黒石泥岩,東半が凝灰質泥岩などの堆積岩からなる。山名は,大宝年間,天台宗の大幢寺が建立され,のち,修験道寺院として栄え,付近に僧房が建てられたことに由来するという。北麓に房中(ふさなか)山がある。周辺は藩政期にも保護された国有林地で,針・広葉樹の原生林も見られ,山頂から尾根にかけては,自然観察教育林に指定された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601033