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真昼川
【まひるがわ】


仙北(せんぼく)郡千畑(せんはた)町と太田町を流れる川。岩手県境真昼(まひる)岳(1,060m)西斜面の浸食谷である大又沢・門ノ又沢を集めて千畑町上川原に至り,さらに下方の上村・反橋・雨池を通過して,太田町三本扇で川口川に合流する。上村から雨池にかけての一帯は,真昼川扇状地を形成し,河水は伏流して涸れ川となっている。扇頂部右岸の台地雲穣野(うんじようの)(運上野とも書く)は昭和27年,武藤鉄城氏の発掘調査により,組石・石皿・石棒・石小刀などの石器加工品,円筒系の土器などが出土し,雲穣野遺跡として紹介された(大曲高校郷土地理)。現在,酪農家の採草地となり,遺跡の原型は失われた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601038