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焼山
【やけやま】


「しょうざん」ともいう。鹿角(かづの)市と仙北(せんぼく)郡田沢湖町の境にある山。標高1,366m。十和田八幡平国立公園のうち。山名どおり,山は大部分焼石でおおわれ鬼ケ城に代表される奇岩が連続している。「地学雑誌」に,「楕円形の噴火口あり,其内方には熱水の沼池あり,盛んに硫気と蒸気を放散す」とあり,今なお火山活動が続いており,昭和24・25年には小爆発を起こした。東側のもうせん峠はガンコウラン・コケモモ・イソツツジなどが混じった大群落が見渡す限り広がり,玉川温泉と後生掛(ごしようがけ)温泉を結ぶ峠道として,八幡平(はちまんたい)登山の主要ルートでもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601050