角川日本地名大辞典 東北地方 山形県 10 祝瓶山【いわいがめやま】 朝日山地の大朝日岳から南にのびる尾根にある花崗岩の峻峰。古くは岩井上山と称した。標高1,417m。天武天皇の頃に隆盛をきわめたという伝承のある霊山で,今日でも山頂に祈祷壇跡などが残っている。東面のヌルミ沢は,朝日山地障子岳の紫ナデ,以東岳近くのエズラ峰東面とともに,雪崩で磨かれた険峻な岩場をなす。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7601080