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鎌房山
【かまぶさやま】


岩瀬郡天栄(てんえい)村と西白河郡西郷(にしごう)村との境にある山。那須火山から北に続く火山群の1峰で,標高1,510.2m。この境界は旧磐城国と岩代国の国境でもある。鎌房火山群には,最高峰の大白森山(1,656m)と,小白森山(1,563.1m)・甲子(かし)山(1,548m)・二岐(ふたまた)山(1,544.3m)などがあり,そのうち鎌房山は東端に位置する。標高1,510.2m。地質は石英安山岩から成り,北東にすそ野を引いて末端は白河布引山(965m)となる。南斜面は阿武隈(あぶくま)川の源流によって深く刻まれ,その谷底に甲子温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601248