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五十人山
【ごじゅうにんやま】


田村郡都路(みやこじ)村と双葉郡葛尾(かつらお)村にまたがる山。山頂は都路村にあり,標高883.1m。阿武隈(あぶくま)高原中部県立自然公園のうち。阿武隈山地における残丘の1つで,大半は花崗岩より成るが,東山腹から掛札(かけふだ)峠付近にかけては斑糲岩である。緩傾斜の山頂部にはツツジが自生しており,スズランも随所に見られる。五十人山の名は,弘仁年間坂上田村麻呂が奥州平定の折,この山頂で侍従50人と戦略を練ったことから呼ばれるようになったと伝えられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601261