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滝谷川
【たきやがわ】


只見川右岸の支流の1つで,南会津山地の1峰三引山(1,148m)北西斜面に源をもち,ほぼ直線状に北流して河沼郡柳津(やないづ)町中山の対岸で只見川に注ぐ。1級河川。延長約25km,流域面積約175km(^2)。上流域は大沼郡昭和村に含まれるが,全流域面積のほぼ8割が柳津町に属する。流域の地形は,中流部の大成沢(おおなりさわ)付近を境にその特色を異にし,上流部には,博士(はかせ)山(1,482m)起源の土石流堆積地が琵琶首・奈良布(ならぶ)など随所にみられ,下流部には砂子原付近を中心に,沼沢カルデラ起源の軽石層をのせた河岸段丘が只見川との合流点まで約10kmにわたって発達する。下流部には滝ノ湯・下ノ湯・荒湯などの西山温泉郷がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601291